日本MA-T️工業会

AGRICULTURE

農業・林業分野

MA-T®で目指す人と地球にやさしい農業の未来

優れた農薬になる可能性を秘めているMA-T®。社会的なインパクトが大きく、グローバルな視点が求められるMA-T®の農薬開発について概説します。

グローバルな視点で開発

当工業会ホームページでTOPICの掲載がないのは、食品衛生分野と本分野の2分野です。農薬への応用となれば、認可まで長い年月がかかります。
MA-T®は優れた農薬となる可能性があるため、農薬メーカーが高い関心を示しています。過去に良い試験結果が得られていますが、資金的な障壁により長期試験に至っていません。
また、現在の農薬開発は、グローバルな視点で取り組まれており、海外での開発も検討中です。MA-T®農薬が認められれば、社会的に大きなインパクトがあります。MA-T®消毒剤の開発と同様に、高い効果と安全性を両立した農薬により、ヒトと地球に優しい効率的な農業が実現すると期待されます。

可能性を秘めた分野

農薬以外にも、活用方法として、種子消毒が挙げられます。従来の慣習から、独立行政法人農林水産消費安全技術センター(FAMIC)のお墨付きを得る必要があり、MA-T®の効果と安全性について、ご理解いただかなければなりません。その際、ある企業1社で行動するより、工業会が主体となり、活動することでスムーズに進むことも多いと考えます。
本分野に関心がある企業が集まり、農業ワーキンググループ(WG)を設置するのも一案です。農林水産省など行政への提言や進言が必要であれば、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会により組織された「MA-T️産業創造戦略会議」と連携することで、問題解決の実現を図ります。
さらに、農作物の成長促進に繋がる可能性を示す研究成果も得られています。農業におけるMA-T®の応用展開は広範に渡り、新規知見も得られていることから潜在的なニーズも大きいと感じています。MA-T®にとって、農業は大きな可能性を秘めた分野であり、動向次第では大きな市場を形成すると期待されるため、今後の展開が楽しみです。