日本MA-T️工業会

INFECTION CONTROL

感染制御分野

MA-T®の社会実装が急務

MA-T®の6つの応用分野において、一番関心が高いのが「感染制御分野」です。MA-T®の酸化制御の強弱程度で言えば、一番弱いところに位置し、社会実装されている唯一のカテゴリーです。
2020年3月に世界保健機関(WHO)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がパンデミック(世界的な大流行)に至っていると発表して以来、感染者数は全世界で2.2憶人、死亡者数は455万人(2021年9月25日現在)と、感染拡大が止まりません。1年間以上、withコロナの生活を継続しており、手指の消毒、体温測定、マスク着用、3密(密閉・密集・密接)の回避などがすっかりと定着しました。ワクチン接種も進んできましたが、新型コロナウイルスの変異株が登場し、長期戦の様相を呈しています。
治療薬の開発や治療法の確立が待たれていますが、感染拡大防止策として、安全安心な日常生活を取り戻すべく、新技術の登場が期待されています。Withコロナ時代の現状から考えると、MA-T®(要時生成型亜塩素酸イオン水溶液)をより広く社会実装させることが急務です。幸いにも、2021年3月に第7回「ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)」の感染症対策に資する先進的な取り組みを表彰する部門賞「第1回STOP感染症大賞」グランプリをMA-T®が受賞しました。

MA-T®は高い効果と安全性を両立

MA-T®の主成分は亜塩素酸イオンであり、絶妙なバランスで化学平衡を維持しており、作用する対象物が存在しなければ、ラジカル活性種は極めて安定に存在します。開発当初のMA-T®液剤(濃度100 ppm) は、常温遮光保管で10年以上が経過していますが、現在でも除菌効果は変わりません。今後も長期保管試験は継続し、安定性の記録を伸ばしていくことであろう。
MA-T®は単純な系でありながら、長期間安定的に高い効果を発揮する仕組みであることが実証されています。備蓄用にMA-T®を活用すれば、感染症対策はもちろん、自然災害対策等にも役に立ちます。
ラジカル活性種である水性ラジカルは、安定に存在していますが、細菌やウイルスに作用することで消費されます。すると、すぐに亜塩素酸イオンが化学反応により、ラジカル活性種に変化することで補充されます。この一連の反応を繰り返すことで、細菌やウイルスが消滅します。
MA-T®は水性ラジカルを要時生成する仕組みにより、人体に安全なレベルの低濃度に抑えることができます。さらに、二酸化塩素ガスも発生しないことから安全性が高い。
MA-T®の要時生成型というメカニズムは、 理解が難しいことから、説明動画を作成し、当工業会ホームページで公開しているので、ご覧ください(図1)。
従来の消毒薬や除菌剤では、効果と安全性はトレードオフの関係であることが一般的であるが、MA-T®は革新的な技術により、それらを両立することができます(図2)。

  • 図1 要時生成型のメカニズム動画
    この動画はMA-T® Systemの説明です。(商品の説明ではありません)
  • 図2 除菌力と安全性の関係

各種消毒薬・除菌剤との比較

MA-T®は人体に安全な低い濃度でも、菌やウイルスに対して高い効果があることが実証されています。安全性と高い効果の両立は、MA-T®の最大の特長です。ここで、従来の消毒薬や除菌剤とMA-T®を比較することで、その特徴を明確にします。ここでは、アルコールと次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウムを取り上げ、MA-T®と比較した結果を表1にまとめます。

  • MA-Tの菌群への除菌効果検証
  • 表1 各消毒薬・除菌剤との比較

MA-T®による口腔ケア

2021年5月、コロナ禍で開催された「第75回NPO法人日本口腔科学会学術集会」において、大会長の阪井丘 芳教授(大阪大学大学院歯学研究科)がMA-T®口腔ケア用品(歯磨きジェルとマウススウォシュ)を用いて、学会参加者を対象に臨床研究が実施されました。
臨床研究協力者は、MA-T®口腔ケア用品を1日間、使用していただき、その後の唾液と舌苔を採取しました。
また、通常の歯磨きやうがいをした後の唾液を調べたところ、さまざまな菌が繁殖していた。一方、MA-T®を使用して口腔ケアした後は、これらの菌の繁殖は大きく減っており、口で試した初めての実験で効果があることが分かった(図5)。

図5 MA-T®の口腔ケアによる臨床研究結果

ATTENTION

  • 飲料ではありません

  • 治療薬ではありません

  • 詰換えは専用容器をお使いください

  • 他の製剤を混ぜないでください

  • 直射日光を避けて保管してください

  • 広告、宣伝、販促は薬機法を厳守してください

※MA-T®(要時生成型亜塩素酸イオン水溶液)には現在、雑貨品と化粧品分類があり、雑貨品は直接皮膚や口腔内の洗浄に使用できません。